6月6日は「梅の日」・梅が実り収穫が本格的に始まる時期
6月6日は「梅の日」・梅が実り収穫が本格的に始まる時期
実はこの6月6日は、和歌山県田辺市の紀州田辺うめ振興協議会(紀州の会)が制定した記念日です。ちなみに6月から雨が多く「梅雨」(つゆ)と言いますが、梅の実が熟す頃に降る雨ということでつゆ=ばいう、になったそうです。
梅の実がなる頃のこの5月から6月、7月は、1ヶ月ほどの長雨の季節が訪れます。この頃、各家庭では梅の実を使って、梅酒や梅干しを作りはじめます。
「梅しごと」と呼ばれる、日本に古くから伝わる食の営みだったりします、梅は日本の生活にも根深く関わっているのです。
ちなみに歴史の話ですが、今をさかのぼること470余年の大昔、日本中に晴天が続き、作物が育たず、田植えもできず人々が困り果ててたときがありました。
そこで6月6日、神様のお告げにより、時の天皇が賀茂神社に詣で、梅を賀茂別雷神に奉納して祈ったところ、たちまち雷鳴とともに大雨が降りはじめ、五穀豊穣をもたらしました。 人々は、その天恵の雨を「梅雨」とよび、梅に感謝するとともに、災いや疫病を除き、福を招く梅を梅法師と呼んで、贈り物にするようになったといわれています。